2018年 01月 20日
ウェルアップ 介護予防 美空ひばりかるた 「ひばりモード編」
かるた遊びがリハビリに効果があるのをご存知ですか?
介護保険のリハビリにデイサービスセンターなどでは、レクレーションも兼ねて「かるた遊び」が行われています。
かるた遊びには、言語の認識能力や脳梗塞による失語症の回復訓練、手指の運動機能の維持・向上など様々なリハビリ効果が期待できます。
ここでは高齢者のボケ防止、脳梗塞による言語障害などについて
掘り下げて考えて見ます。
特に高齢者の認知症は、他の障がいに比べて見ると非常に厄介で介護支援者にとっては気の休まることがありません。
では、端的にどういう対策が良いのでしょうか、悩むところですね。
ここで大昔の哲学者「プラトン」が残した言葉がありますので
ご紹介します。
それは「絶えずこころを動かせ、そして身体を動かせ」だそうです。
「ティマイオス-自然について」
古代の哲学者が、現代人の身体のリハビリについて論じていること自体に驚きなのですが、この思想はリハビリについて
永遠の課題を残し後世に委ねられたと言えます。
「絶えずこころを動かし、身体を動かすせ」という言葉は現代人にも十分に言えることですよね。否、それこそが大事なのではないでしょうか!その一つの方法が「かるた遊び」にも通用しますよ。
読み手が、一種読み終えるとまず、その応答するかるたが
どこにあるか探そうとする作用が脳内に起こります。
応答するかるたがどこにあるか見つけると、次はそのかるたを
取ろうとする手の動きにつながります。
誰よりも早くそのかるたを取った時の達成感がさらに、次の行動の意欲を誘います。
この瞬間には人間が本来備えている、「認識能力」「反射神経」
を健全に維持・向上させる連鎖が生まれるのだと思います。
認知症のリハビリをこのように楽しく行うことも一つの方法だと思います。
では、脳梗塞による言語障がいと片麻痺を持つ人には無理じゃないかと思うかもしれません。
しかし、そういう人たちのグループで行えば劣等感もなく、一人一人の現状を尊重しながら進めると良いのではないでしょうか。
ただし、注意すべきことは遅い人を変に煽ったりなどはNGですよ。時間をかけて当事者に楽しんでもらうことがなりよりも大事だと思います。
今回ご用意させていただきましたのは
です。70~80代の方で「美空ひばり」は知らない人はいない程
空前の大ヒットを生み出した昭和の大歌手です。
どうぞ良き時代を思い出しながらお楽しみください。
by japanesehisutory
| 2018-01-20 12:51
| リハビリかるた