2018年 03月 17日
SGマーク認定取得とは
SG制度の基礎知識についてご紹介していきます。
食品のネット販売に見る手抜き事件、自動車の製造工場
でクローズアップされた無資格検査の問題など、近年、消費者保護の視点がなおざりにされる事件が相次いでいます。
消費者が安心して購入できる製品を保障するための検査機関を
「製品安全協会」と言います。
SG制度の概略
SGとはsafe goods(安全な製品)の頭文字を取ったものです。
SG制度は各製品ごとに安全の品質基準を定め、この基準に合格
した製品にのみSGマークを表示する制度です。
たとえ厳しい検査基準をクリアしたとはいえ、製品に起因する事故が全くないとは言えません。
SG制度は万が一の製品の欠陥による人身事故があった場合も消費者保護の立場から、賠償制度が実施されます。
SGマークは製品の安全性を保障するブランドです。
1973年10月に施工された「消費生活用製品安全法」に基づき
通商産業省に特別認可法人として設立された製品安全協会
が、安全を保障するマークとして生み出したものです。
【SGマークは四つの信頼の裏付けによるものです。】
1,安全のための基準への信頼性
安全のためのSG基準は、消費者代表、製造・輸入業者代表、
学術経験者・中立委員の三者協議からなる委員会で審議されます。
この結果、SG基準は最新の安全を知見すると共に消費者の視点・製造者の立場も考慮するものとなっています。
このため実用的な基準として高い信頼性を持っています。
2,審査への信頼性
SGマークの認定を付けるには工場登録・型式確認またはロット認証の手続きが必要です。
いずれの手続きも安全協会が高い審査能力があるとして委託した審査機関によって行われます。
審査機関は厳しい審査を行と共に、豊富な知見を活かした
助言を行う能力を持ったいます。
このためSG認証の審査結果は高い信頼性を保持しています。
3,消費者・流通関係者からの信頼
約40年のSGマークの歴史により、安全への意識の高い消費者や流通事業者の方からは、SG製品の品質と安全性には高い信頼をいただいております。安全性への関心が高まっている現在では製品の安全を保証するブランドとしてのSGマークへの関心が益々高まっています。
また、流通や販売の事業者によっては、製品を取り扱うかどうかのときの判断基準になっている場合もあります。
4,事故処理等への信頼性
SGマークには1億円を限度とする対人賠償保険が付いています。
このため万が一SG製品の欠陥により人身事故が起きた場合には、事故発生届を受け付け、被害者対応、事故原因調査、製品に欠陥があった場合の示談折衝や損害賠償措置の一切を製品安全協会が責任を持って対応します。
また、これらの対応に必要な諸費用は製品安全協会が負担します。
また、欠陥のある製品が市場に出た場合のリコール等の事態にも豊富な知見をもとに親身になって相談に応じることが出来ます。
これらのことによりSGマークを製品に付けている製造・輸入事業者の方からは高い信頼を得ています。
以上のことから、SGマークを製品に付けることにより、その製品は安全性という最も重要な品質への高い信頼性を得ることが出来ます。
by japanesehisutory
| 2018-03-17 17:12
| SGマーク認定取得